2024年11月07日

小1女児・吉田有希ちゃん殺害事件 考察






栃木県旧今市市で発生した小1女児・吉田有希ちゃん殺害事件。


誰もが迷宮入りを予感したであろうこの事件について、別件(偽ブランド品販売目的所持)で身柄を拘束されていた鹿沼市在住・無職の男が関与を仄めかす供述を始めたのは、昨年のちょうど今頃、各地の食卓にタケノコ料理が並び始める季節のことだった。
何気に開いたヤフーのトップでこの件を報じる見出しを目にしたときの、文字通り、「我が目を疑う」ような気持ちを今でも忘れない。


今市の事件と同じ年に、それとは別の謎めいた女児行方不明事件が起きていたことは、意外に知られていないかもしれない。


「香川県坂出市・大西有紀ちゃん行方不明事件(坂出市タケノコ掘り女児行方不明事件)」


2005年4月29日の昼下がり、香川県坂出市五色台の竹林から、5歳女児が忽然として姿を消した。
発生から10年経って、いまだ未解決のままとなっている。


日本で起きた不可解(不気味)な行方不明事件といえば、


「徳島県美馬郡貞光町(現つるぎ町)・松岡伸矢君行方不明事件」
「三重県四日市市・加茂前ゆきちゃん行方不明事件」


などと並んで、この「香川県坂出市タケノコ掘り女児行方不明事件」を挙げる人も多い。
「竹林(ちくりん)」「タケノコ掘り」といった、幼げな語感のワードから想起される童話的な情景と、そこから煙の如く消え去ったおかっぱ頭の5歳女児・・・という組み合わせもあってか、事件はミステリアスで、神隠し的な様相を帯びている。


■ 事件の概要は以下

失踪日時: 2005年4月29日の午後1時40分前後
氏名: 大西有紀(おおにしゆうき)
年齢: 失踪当事5歳(幼稚園年長組)
身長: 106cm
体重: 15.5kg
住所: 香川県高松市浜ノ町
失踪時の服装: ピンクの帽子(左側に花模様)、長袖シャツ(赤とオレンジの縞模様)
紺の長ズボン(オレンジの3本ライン)、軍手(白、子供用)、ピンクの靴(ウサギの柄)
その他: 髪型は肩までのおかっぱ。ググると顔写真複数あり。
http://sankei.jp.msn.com/unsolved/news/130718/chs13071820250002-n1.htm

■ 失踪時の状況
2005年4月29日、香川県坂出市王越町木沢にある五色台ビジターセンター奥の竹林で、五色台連絡協議会主催によるタケノコ掘りのイベントが開催された。
当日は、19家族(54人)とボランティア(6人)の、計60人が参加した。
有紀ちゃんは、母親(当事42)と姉(当事8、小2)と一緒に参加していた。

午前中は、山の草花を見て回る自然観察会を行った。
ホームビデオを回していた人がいたらしく、自然観察会で質問する有紀ちゃんの様子を、以下の動画で確認できる。
https://www.youtube.com/watch?v=BKLlg6OHppw
(こんなビデオが残っているなら、例えば「有紀ちゃんに不審な視線を向ける人物」「連れ去りに使えそうな大きなリュックを持った人物」「過去に小児性犯罪の前科前歴がある人物」などが、この自然観察会のシーンに映りこんでいる可能性もあるかもしれない、と思う。)


午後1時、タケノコ掘りが開始された。
午後2時にはタケノコ堀りを切り上げ、竹林内にある東屋(簡易休息所)に集合する予定だった。

午後1時30分ごろ、有紀ちゃんと母親は、竹林奥の遊歩道を少し外れた場所で4本目のタケノコを発見した。
母親はそれを掘り始めたが、有紀ちゃんは、「もう一本探してくる」と母親に告げた後、ひとりで遊歩道のほうへ走っていった。
それが、(母親が)有紀ちゃんを目撃した最後となった。


集合時間(午後2時)近くになっても有紀ちゃんが戻って来ないため、心配した母親が付近を探してみたが見つからなかった。
午後2時、集合場所の東屋に行ってみたが有紀ちゃんの姿はなく、他の参加者達も協力して有紀ちゃんを探したが発見できず。

■ 警察への通報と捜索
午後3時、五色台ビジターセンターから坂出警察署に連絡。
午後3時45分頃には警察が到着、午後5時頃には地元消防団も到着。
その日のうちに警察犬も投入され、総勢100人以上での捜索を行った(この日は、午後9時まで捜索を行ったとのこと)。

以後、連日100〜200人体制で、行方不明となった竹林、竹林の北側に広がる森林、竹林横の農業用ため池(通称タンベ池)などの捜索を続けた。
竹林と、その北側に広がる森林では警察犬を使用し、タンベ池(当事水深3メートル程度)については、同年夏にその水を抜き、池の底に捜査員を並べて捜索をしたが、本人はもとより、遺留品らしきものも一切発見されなかった。

(「竹林の北側に広がる森林を捜索した」という情報はあるが、竹林の西側・南側、そしてタンベ池を挟んで東側の森林を捜索した、という情報は出ていない。森林については、捜索は北側のそれのみだったのかもしれない。)


■ 母親と別れてからの有紀ちゃんの目撃証言:
この事件を扱った2008年12月の日テレ番組によると、母親と離れた後の有紀ちゃんを目撃した人物は、2人いるらしい。
1人は女子中学生で、遊歩道を歩いてきた有紀ちゃんと、一言二言会話をしたとのこと。
もう1人は大人の男性で、この人物は午後2時の集合場所となっていた「東屋」から南側(タンベ池方面)を見下ろしていたところ、有紀ちゃんが遊歩道を左から右へ歩いていったのを目撃したという(時刻は午後1時40分)。
2人が有紀ちゃんを目撃したときの状況は、以下の動画で確認できる。
https://www.youtube.com/watch?v=BKLlg6OHppw
これらの目撃証言が事実なら、有紀ちゃんは母親と離れた後、遊歩道を時計回りに歩いたものと推測される。


ちなみに、失踪当日の2005年4月29日は3連休の初日だった。
これに5月の休日と有休を併せて、実質的には10連休の初日だった、という人も少なくなかったと思われる。
当日は竹林横のオートキャンプ場や、五色台休暇村に遊びにきていた人々も周囲には多数存在していたものと思われ、現に「オートキャンプ場には人が大勢いた(が、この人たちは捜索には参加しなかった)」との証言もあるが、「有紀ちゃんがオートキャンプ場にいた」とか、「遊歩道をはみ出して車道を歩いていた」とかの目撃証言は皆無だった。

■ 警察犬の不可解な動き
この事件では、捜索に投入された警察犬が不可解な動きを示し、それが様々な憶測を呼ぶ原因の一つとなっている。
2005年9月に放送されたTBS番組(現在youtubeに動画はない)によると、失踪当日、1頭の警察犬に有紀ちゃんの水筒の匂いかがせて追跡させてみたところ、竹林の中にぽかりとあいたある小さな空間まで来たとき、ぴたりと足を止め、動かなくなったのだという。
翌日さらに4頭の警察犬が投入されたが、それらの4頭も、前日の1頭と同じ場所で足を止め、動かなくなった。


■ 専門家による解説

この警察犬の動きについて、番組では、専門家による解説が紹介された。
それによると、警察犬は靴(足)と地面が擦れあって発生する「摩擦臭」を追うというのであり、仮に、ある場所で追跡ターゲットが何者かにより地面から抱え上げられ連れ去られたとしても、警察犬は今度は「その抱え上げた人物が地面に残した摩擦臭」を追跡するため、そこで追跡がストップすることはない、というのだった。
逆に言えば、5頭の警察犬が同じ場所で追跡を止めてしまったということは、「その場所で摩擦臭が一切途切れた」ということを意味しており、これはその場所から有紀ちゃんを(ヘリコプターか何かで)上空へと連れ去らない限りあり得ないことだ、というのだった。


■ 番組による実験

専門家による指摘の真否について、番組では実験により検証した。
実験では、ある広場で女児をA地点からB地点まで歩かせ、女児がB地点まで来たとき、そこで待ち受けていた男性が女児を抱え上げた(これで、女児の足が地面か離れた→女児の摩擦臭が途切れた)。
女児を抱え上げた男性は、そのままの状態で、C地点へと移動した。
この一連の女児の移動経路(A地点→B地点→C地点)を警察犬に追わせてみると、警察犬は、まずA地点からB地点まで正確に追跡した。これは女児自身が地に足をつけて歩いた経路であるから、警察犬が追跡できたのは当然と思われた。
問題は、女児が男性に抱え上げられたB地点以降だったが、警察犬はB地点以降も、女児の移動経路(C地点まで)を正確にトレースしたのだった。
つまり専門家の言うとおり、警察犬は女児が抱え上げられたB地点以降、追跡のターゲットを「(女児を抱え上げた)男性が地面に残した摩擦臭」に切り替えたものと思われる。



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posted by 管理人 at 13:00| 東京 ☀| Comment(0) | 考察系 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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